...「お前の家内というのは、どうした方かね」「それは寇三娘です、寇の両親は、みすみす私を殺したから、私は三娘を生れ代らせないようにしようと、三娘のいる所を探していると、友達の庚伯(おじ)さんが教えてくれたので、往ってみると、三娘はもう任侍郎(にんじろう)の家の児に生れ代っていたのですが、無理に捉えて伴れてきたのです、それが今の私の家内ですが、二人の間は仲が良いのですから、のんきです」暫くして門の外から一人の女が入ってきた...
田中貢太郎 「水莽草」
...このあたりには元寇防塁の趾跡がある...
種田山頭火 「行乞記」
...ちょうど酒泉(しゅせん)張掖(ちょうえき)の辺を寇掠(こうりゃく)すべく南に出て行く一軍があり...
中島敦 「李陵」
...てつきり何処かへ入寇の目的で集まつたものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...冬には彼らはカルマック族に向って侵寇するが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...中世武士が軍陣に犬とともに臥して寇敵を予防する風盛んに...
南方熊楠 「十二支考」
...疆(さかい)を侵した外寇の海嘯(つなみ)に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...私は直ちに元寇(げんこう)刀伊(とい)の乱等の...
柳田国男 「年中行事覚書」
...元寇や建武、また幕末維新のときに照らしても、あの國難打開にあたつて、史上にとどめられた人々の名は、極めて稀れな女性の名を除いては、悉くが男性である...
吉川英治 「折々の記」
...寇封(こうほう)の歓びはいうまでもない...
吉川英治 「三国志」
...土寇(どこう)作戦の指揮をとってでもいるのではないか...
吉川英治 「私本太平記」
...また土寇輩(どこうばら)が襲(よ)せ返して来るだろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...倭寇と蒙古襲来との聯関を示唆するものといってよかろう...
和辻哲郎 「鎖国」
...倭寇は継続されたであろう...
和辻哲郎 「鎖国」
...倭寇は元王朝の崩壊する以前に山東半島に現われているが...
和辻哲郎 「鎖国」
...「倭寇の到る処、人民一空す」とか、「其の来るや奔狼の如く、其の去るや驚鳥の如し、来るも或は知るなく、去るも捕ふるに易からず」などといわれたのは、その頃のことである...
和辻哲郎 「鎖国」
...一方では倭寇の掠奪行為によって甚大な社会不安をひき起されるよりも...
和辻哲郎 「鎖国」
...刺戟の如何によっては倭寇の本性を現わすかもしれないような...
和辻哲郎 「鎖国」
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