...借家普請(ぶしん)の新建ちで二階が三間に階下が四間前栽(せんざい)も何もない家で家賃五十五円と云うのですから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...東京の借家普請と云うものは大阪のよりは遥(はる)かに粗末で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...見るからに粗末な借家普請(ぶしん)で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「家普請(やぶしん)を春のてすきにとり付いて」(野)の静かな低音の次に「上(かみ)のたよりにあがる米の値」(芭)は...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...坪三十円か四十円の借家普請まで引き受けたという程度の建築家であった...
中谷宇吉郎 「防寒戸」
...そちこちに嬉しそうに家普請(やぶしん)の歌の声が聞えるが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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