...自然的素質との矛盾は思想の眞實を害するものでないことを知らないのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ミマツ曲馬団の誰かを殺害する考えがあったのではないですか」「まあ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...しかも害するように見えるだけで天地の公道を害するのではない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...鑛毒地の人民を迫害すると信ずるものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...皆の気色を害するのも構わずに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らを害するのも心苦しいのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私がそこまでやると領分を侵害することになるから止めて置きます...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...もっとも先生のは何となく愛嬌があって人の感情を害するというようなことはないからいい...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...鬼(れいき)となり強陰に随い出て人を害するので...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...藤兵衛は上屋敷から帰った晩から、自害する日まで、一歩も外へ出なかったそうです」「フーム」「石津様と大垣様の外には、人も手紙も来なかったし、使い屋を頼んだこともないそうです」「有難い、それで解った」「何が解ったんで? 親分」「絵図面を手に入れたのは、隠密でも何でもないと解ったのさ」「ヘエ――」「馬鹿だな、八、あんな詰らねえ事に感心しやがって、手前が感心なんかするから、俺まで釣られて、とんでもない方へ行くじゃないか」「ヘエ――」何を叱られているか、ガラッ八には一向見当もつかぬ様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おのずから害するを好まざるの証なり...
福沢諭吉 「教育の目的」
...甚だしく風教を害するに至つたのでその筋に於いてはこの際断乎として彼等の上に厳重なる取締りを行ふことになつた――と誌された記事を読み...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...それよりはもっと書物を害するヤツがいるに関らず誰れもが一向その名さえ言わぬのは片手落ちというもんだ...
牧野富太郎 「植物記」
...これはプウシェによれば(p. 234.)結婚を著しく阻害するものであった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...直ちに彼れの悟性の働きを妨害する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これを妨害するのは啻に著しく不当であるのみならず...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...市街の美観を害するなどとはいはれなかつた...
三好達治 「銀座街頭」
...国民財産の価値を著しく害することはないであろう(註)...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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