...この宰領を手にかけたものだか...
中里介山 「大菩薩峠」
...四谷の大木戸で宰領を斬ったのは誰あろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...残忍至極だが、昨日の結果としては、是非のほど、何とも言えない!これは実に瞬間の兇事でしたが、次の瞬間には一行の駕籠屋が逃げ出すこと、昨日の鼻っぱしの非常に強かった身内の者と、宰領と、荷持が、度を失って逃げ惑う...
中里介山 「大菩薩峠」
...お銀様もわざわざ君に両替の宰領を託したわけなんだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを藩の手でとりまとめて宰領し...
中里介山 「大菩薩峠」
...どのように送るかということの宰領は...
中里介山 「大菩薩峠」
...親類や家の宰領をする番頭の役目が立ちませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...新植民地に要する生活要品を買いととのえる荷駄(にだ)の宰領として頼まれて...
中里介山 「大菩薩峠」
...母のジョンが農事を宰領していた...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...井上玄蕃樣が宰領(さいりやう)をして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宇津の谷峠で一万二千両の御用金を盗んだ時宰領の尾張様の御家来が二人とも死んでいるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その日出入りの鳶頭(かしら)が宰領で人足に擔がせた吊臺(つりだい)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五百らの乗った五挺(ちょう)の駕籠(かご)を矢島優善(やすよし)が宰領して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...これまで此高瀬舟の宰領をしたことは幾度だか知れない...
森林太郎 「高瀬舟」
...別れ際に、人夫の宰領が、老人に素性をたずねた...
吉川英治 「三国志」
...宰領(さいりょう)の明石出雲介と黒沼彦四郎とが...
吉川英治 「私本太平記」
...宰領(さいりょう)たちへ...
吉川英治 「新書太閤記」
...若い連中を宰領したりしてゐたのは...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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