...お客さまをすっかり変装させたのです...
江戸川乱歩 「影男」
...客と談話(はなし)をする間(ま)も婦人問題を考へる時もいつも側(そば)を離さない...
薄田泣菫 「茶話」
...お客のあさはかな虚栄と卑屈...
太宰治 「禁酒の心」
...客間へ通りながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「嫁入り支度」
...客観的な寒さがあって...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...右源太は大きい女の定紋を書いた衝立の蔭へ坐って「暫く」お歌が、外の客に、愛想の言葉を投げかけておいて「ほんに、お久し振り」と、いって、側へ腰かけて、香油の匂を漂わして「妾まで嬉しゅうて――何んしろ、大したお手柄で御座んして」と、媚を見せた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...わが記者たりし時世に起りし事件にていまに記憶するは星亨(ほしとおる)の刺客(せっかく)に害せられし事と清元(きよもと)お葉(よう)の失せたりし事との二つのみ...
永井荷風 「書かでもの記」
...この客間を出て廊下を通りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...旅客をとめては……」云々(うんぬん)と筆を弄(ろう)しているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...客観的態度に重きを置いた叙述と云わねばなりません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...醫者の歸つた後には家の者と泊り客が全部で十數人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...乗客の視線もみんなその方へ注がれてゐたが...
原民喜 「廃墟から」
...というのとはこうしたお客の前で...
正岡容 「わが寄席青春録」
...私はステージから客席へそれを投げました...
三浦環 「お蝶夫人」
...近代の認識論は存在を凡て客觀の側に推し遣り...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...客堂は近く修繕を終つた所で...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...主客三人だけとなったのを見すまして...
吉川英治 「三国志」
...今月の客欄には、中村孝也博士に感想をおねがいしたよしを、編集子から伺った...
吉川英治 「随筆 新平家」
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