...実際家とするには理想が勝ち過ぎていた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...実際家は買ったものの...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...これは君達実際家には...
江戸川乱歩 「鬼」
...支那の実行家(親孝行にも理論家と実際家との二通りがある...
薄田泣菫 「茶話」
...実際家賃は商品の売価にそれがかかって行くので...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...そういう「アカデミシャン」や実際家の無理論振りは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...又極めて有能な実際家だったことが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...博士の実際家らしい板についた引例や多量の学殖は...
戸坂潤 「読書法」
...日本の将来をもその手によって打開しようとした実際家に過ぎません...
中里介山 「大菩薩峠」
...子路の中で相当敏腕(びんわん)な実際家と隣(とな)り合って住んでいる大きな子供が...
中島敦 「弟子」
...スティヴンスンに欠けている実際家的才能を多分に備えていたファニイは...
中島敦 「光と風と夢」
...同時にもっとも迂遠(うえん)な愛の実際家だったのです...
夏目漱石 「こころ」
...彼は田口と云う実際家の口を通して...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...金的を狙ってばかりいる実際家として...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...実際家と現実家とを混同する勿れ...
北條民雄 「頃日雑記」
...実際家族のことをよく知っておられました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...かの女が実際家(じっさいか)であるということは...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...実際家並の灯かげも一層地べたに近いものとなった...
「朝の風」
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