例文・使い方一覧でみる「娜」の意味

...いかにも体つきの嫋娜（しなやか）な婦（おんな）で... いかにも体つきの嫋娜な婦での読み方
泉鏡花「唄立山心中一曲」

...嬌娜（しなやか）に振返（ふりかへ）つた... 嬌娜に振返つたの読み方
泉鏡太郎「艶書」

...」婀娜（あで）な夫人が言った... 」婀娜な夫人が言ったの読み方
泉鏡花「怨霊借用」

...「お嬢さんがお見えになりました」公子の妹の嬌娜と姨（おば）の松姑（しょうこ）が伴れだって来た... 「お嬢さんがお見えになりました」公子の妹の嬌娜と姨の松姑が伴れだって来たの読み方
田中貢太郎「嬌娜」

...その美しいことは嬌娜に劣らなかった... その美しいことは嬌娜に劣らなかったの読み方
田中貢太郎「嬌娜」

...また嬌娜の結婚を悦んだ... また嬌娜の結婚を悦んだの読み方
田中貢太郎「嬌娜」

...六十歳の婀娜なお婆さんたちは二十歳の時のように盛装し晩餐をとるのであった...
チャールズ・ディッケンズ佐々木直次郎訳「二都物語」

...婀娜（あだ）な老婦人のしぼんだ顔のうちに... 婀娜な老婦人のしぼんだ顔のうちにの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...洗い髪の兵庫結（ひょうごむす）びかなにかに結った年増の婀娜者（あだもの）のように見える... 洗い髪の兵庫結びかなにかに結った年増の婀娜者のように見えるの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...どこやらに婀娜（あだ）なところのある女房風の女でありました... どこやらに婀娜なところのある女房風の女でありましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...車中の婀娜な女に就いて自分は大なる發見でもした如く其感想を語つた...
長塚節「教師」

...その時分に婀娜（あだ）な妓の可愛らしい朱唇から宛転たる鶯の声のようにほとばしり出て... その時分に婀娜な妓の可愛らしい朱唇から宛転たる鶯の声のようにほとばしり出ての読み方
牧野富太郎「植物一日一題」

...有名なる考証家中邦婀娜夢氏は『四百年後の東京』と題せる一書を著して非常の好評を博せり...
正岡子規「四百年後の東京」

...よく見れば町家の出らしい婀娜（あだ）なところがあつて... よく見れば町家の出らしい婀娜なところがあつての読み方
三田村鳶魚「中里介山の『大菩薩峠』」

...玉蘊容姿娜... 玉蘊容姿娜の読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...その婀娜女（あだもの）が... その婀娜女がの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...阿娜（あだ）な女に... 阿娜な女にの読み方
吉川英治「剣難女難」

...婀娜（あだ）なすがたの女が... 婀娜なすがたの女がの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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