...お金がなくても、たまには奮発して美味しいものを食べたい...
...試合で負けたチームは、次の試合では奮発して勝とうと意気込んでいる...
...クリスマスプレゼントに奮発して高価なバッグを買ってしまった...
...引越しのために、家具や家電を揃えるために奮発しなければならない...
...試験前には、勉強のための参考書や資料に奮発することが大切だ...
...茲が余程奮発努力しなければならぬ点であると思ふのであります...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...社会に活動しようとする男子の心を十分に占領するだけの手段または奮発(僕はこれを真に生きた愛情という)がないではないか? 僕は僕の妻を半身不随の動物としか思えないのだ...
岩野泡鳴 「耽溺」
...これから国民が努力して一生懸命奮発する...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...私は多くの店主諸君と共になお一段の奮発を致さなくてはなるまいと思うている...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...然し大分奮発して書いたのは事実であります...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...そこで私はこの際奮発して出来得る限り弟子の養成に取り掛かろうと思いました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...五銭奮発して上客なんだから...
種田山頭火 「行乞記」
...岡山県会は該地方融資銀行に五割迄の損失補償を奮発することによって貸付けを行わせることにしたという...
戸坂潤 「社会時評」
...山田へ着いた日直に外宮内宮を参拝して、妙見町に止宿したが、その晩奮発して、古市へ登楼した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...価もその頃では奮発であったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...蒲団(ふとん)の不潔なるを恐れて外泊するものはまた罰金を取る約束なれば一同帰り来つてここに一夜を明し翌朝朝飯すませし頃折好く表に紅勘(べにかん)が三味線弾いて来りしを呼上げ祝儀を奮発していろいろの芸をやらせ...
永井荷風 「桑中喜語」
...出来る限りかかる不潔を避けようためには県知事様でもお泊りになるべきその土地最上等の旅館(ホテル)へ上(あが)って大(おおい)に茶代を奮発せねばならぬ...
永井荷風 「夏の町」
...感謝し奮発して偉い者になってくれるだろう...
永井隆 「この子を残して」
...非常の御奮発ですな」お登和「イイエ魚のフライを揚げます時黄身(きみ)でくるみますから残った白身を珈琲の方へ廻しました」大原「なるほど...
村井弦斎 「食道楽」
...一つ奮発して真っ直に行って貰おう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...精々奮発したところで暑い時に汗をかいたり...
夢野久作 「鼻の表現」
...ひとつ奮発してくれんか?」「伯母やん...
横光利一 「南北」
...ほかの皆よりは一段と奮発してあるのだから...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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