...これはお君のもとの太夫元...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちらの太夫元に...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし、太夫元のお角は、興行が成功したほどに嬉しそうな面(かお)を見せないで、どうかすると癇癪(かんしゃく)を起して当り散らすこともあるようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...記念の意味で太夫元(たゆうもと)にくれたものであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただいま太夫元さんのおっしゃる通り...
中里介山 「大菩薩峠」
...太夫元に木戸を閉めさせ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは一座の太夫元(たゆうもと)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その聲に應じて、ゾロゾロと出て來たのは、太夫元の權次郎、竹乘りの倉松、囃方(はやしかた)の喜助、それに女が二三人、朝といつても、かなり陽が高くなつてゐるのに、思ひ切つて自墜落(じだらく)な風を、ズラリと裏木戸に並べたものです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...追ひ出すやうにと太夫元へねぢ込んでゐるといふ噂さへもありました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...太夫元の権次郎と少し離れた裏口で立ち話をしていると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは太夫元がふと恐しい密謀を洩れ聞いたので...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...仙辰も太夫元も色を消して驚いた...
長谷川伸 「奇術考案業」
...彼らは今度の太夫元の見かけのいかめしいにもかかわらず...
正岡容 「寄席」
...太夫元からは鶴ちゃんの病状が病状故若し避病院へでもやられては興行をさし止められるから...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...太夫元(たゆうもと)が困っているのをすぐ傍から見ていて面白がったりしたそうです...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...土地の太夫元が空家(あきや)を借りてあてがってくれた...
吉川英治 「江戸三国志」
...町内の会所へ届け出るやら太夫元が来るやら...
吉川英治 「江戸三国志」
...太夫元の白玉喬は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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