...大赦令として特定の犯罪者が恩赦されることもある...
...政治的な問題から生じた犯罪者に対する大赦が行われる場合もある...
...大赦は罪状を消滅させるものではなく、罪の記録を残すことが多い...
...いずれ大赦があるのでございましょうね」「大赦ですか――大赦はいずれそのうち...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...大戦当時の政治犯大赦...
大杉栄 「日本脱出記」
...――3.彼に對する大赦命令の到着は二三秒遲れたために間に合はなかつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...新政の初め別して御大事にて四藩のうち御登京のうえは大赦の大号令仰せ出だされたし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...大赦令が公表せられ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...七 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復權を決定すること...
日本国 「日本國憲法」
...大宝律には、笞(ち)、杖(じょう)、徒(ず)、流(る)、死(し)と、五刑が規定されているが、聖武天皇以来、代々の天皇はみな熱心な仏教の帰依者で、仏法尊信のあまり、刑をすこしでも軽くしてやることをこのうえもない功徳だとし、とりわけ死んだものは二度と生かされぬというご趣意から、大赦とか、常赦とか、さまざまな恩典をつくって特赦を行うのが例であった...
久生十蘭 「無月物語」
...大赦令の恩典に浴せんとは...
福田英子 「妾の半生涯」
...『類聚名物考』二八五に土御門(つちみかど)大臣「君が代は諫めの鼓鳥狎(な)れて、風さへ枝を鳴らさゞりけり」、三二〇に「今の世に禁庭八月の燈籠の作り物等に鼓上に鶏あるを出す、諫鼓苔深くして鳥驚かずの意より出(い)づと、云々、此方(こなた)の上世は専ら唐制を移されたれば、恐らくは金鶏の作り物にやあるべき」とありて、封演の『聞見記』を引き、唐朝大赦ある時、闕下(けっか)に黄金の首ある鶏を高橦(こうとう)の下に立て、宮城門の左に鼓を置き、囚徒至るを見てこれを打ち、赦を宣(のたま)えおわりて金鶏を除く、この事魏晋已前(いぜん)聞えず、後魏または呂光より始まるという...
南方熊楠 「十二支考」
...大赦の方は、一律に何々の罪の者は赦すというお触れが一つ出ればそれでいいのだから、ことは簡単であるが、これに反して特赦の方は、個々の犯罪内容をよく調べて、再犯のおそれがないとか、情状酌量をするとか、一つ一つ定まった標準に照らしてみなければならない...
柳田国男 「故郷七十年」
...それが幾たびかの大赦で...
山本周五郎 「山彦乙女」
...大赦(たいしゃ)の令が出た...
吉川英治 「大岡越前」
...天下に大赦(たいしゃ)を令し...
吉川英治 「三国志」
...天下大赦(たいしゃ)の令があった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――そのうちに天下大赦(たいしゃ)の日でも来たら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...御大赦(ごたいしゃ)の天恩が下ったと思えばこの悲報に...
吉川英治 「親鸞」
...――で、清盛は、彼の母を恋う思いにうごかされ、中宮(ちゅうぐう)の御安産祈願を口実にして、大赦の令を布き、康頼を老母の膝へ呼び返してやった、というのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そこで彼は任地に於ける宣戦権・募兵権・任免権のみならず、大赦を行う権利、問題の人権擁護の勅命を取消す権利をまで握って、五月末本国を出発した...
和辻哲郎 「鎖国」
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