...彼女はいつも大芝居を打つから、信用できない...
...あの映画の主演は、大芝居を繰り出す役者だった...
...大芝居を打つ必要はない、本当の気持ちを話してください...
...あの俳優は、大芝居をせずに自然な演技ができる...
...落ち着いて、大芝居を打たずに事実を伝えてください...
...さもなければ同じ歴史の舞台に大芝居を打つた徳川家康もやはり豊臣秀吉のやうに光彩を放つてゐなければならぬ...
芥川龍之介 「僻見」
...こんな大芝居でもうたなければ...
海野十三 「地球盗難」
...何という大芝居だ...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...あの大芝居を思いついたのだよ...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...大芝居に騎士的な一礼をしている...
谷譲次 「踊る地平線」
...まことに大芝居を見るという事は容易な事ではなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...大芝居の役者は決して小芝居には出なかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...これが江戸の猿若以来二度目に見る大芝居である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...団十郎はその年春興行の折病に罹(かか)り一時は危篤の噂さへありしほどなればこの度菊五郎との顔合大芝居(かおあわせおおしばい)といふにぞ景気は蓋(ふた)を明けぬ中より素破(すば)らしきものなりけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...西郷と勝とが大芝居を見せる段取りとなり...
中里介山 「大菩薩峠」
...東西をひっくるめての大芝居は打てないわけですから――万事は帰りとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの盛んな大芝居を夢見てしまった後のお銀様は――――石田三成も悪い男ではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...もしかりにあの二人の大芝居がうちきれないで江戸の城下が火になると云う事になれば...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...乾坤一擲(けんこんいってき)の大芝居を打ったのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...然しこれは今述べたようにこの大芝居に重味をつけるためのインチキに過ぎぬ...
久生十蘭 「魔都」
...幕切れは大芝居である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これが芝居(しばい)のおかしいところなのだ」『ジョリクール氏(し)の家来』は大芝居(おおしばい)というのではなかったから...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...あとグーとなってその大芝居は女史の勝だったということあり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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