...その前を大手を振って通っても見出されぬ...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...大手を振って家へ帰れるというわけになるのです...
太宰治 「新釈諸国噺」
...大手を振って学界をまかり通るところに...
知里真志保 「アイヌ語学」
...今日(きょう)から小学第一年生だと小さな大手を振って行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...だから警視庁は大手を振ってこの問題の「核心」に肉迫出来るというものである...
戸坂潤 「社会時評」
...よく空を眺めながら大手を振って...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大手を振って手柄顔をすることがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...大手を振って乗込んだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...大手を振って門内に通過した四人の壮士...
中里介山 「大菩薩峠」
...青天白日の下を大手を振って歩けるようにして出て来ているのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...大手を振って堂堂と川渡りを決行して来る挙動が...
中里介山 「大菩薩峠」
...大手を振って町を歩くことができる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...御蔭で不良少年少女は大手を振って殖えて行く...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...大手を振って」と言いながら...
吉川英治 「私本太平記」
...しかも彼は、単身、どんな槍ぶすまの中をも、大手を振って、「わしは姫路の黒田官兵衛だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...男のくせに大手を振って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...毎日のように大手を振って...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...得々(とくとく)と大手を振って歩いているものと思われる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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