...夢遊病者が近所をさまよっていたそうです...
...私の親戚には幼い頃、夢遊病者がいたそうです...
...夢遊病者の話を聞くと、不思議な感じがします...
...彼は夢遊病者だったので、周囲には配慮しなければなりませんでした...
...夢遊病者の方が事故に巻き込まれないように、家族は心配しています...
...やがて夢遊病者のように立ち上がって...
有島武郎 「或る女」
...夢遊病者は、たとえ足が悪くても、そのときは歩けるのですから不思議ですわ」静枝の答は一々明快だった...
海野十三 「三人の双生児」
...あの夢遊病者のような歩き方が...
海野十三 「地獄街道」
...まるで夢遊病者みたいに...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...ただ夢遊病者のごとくに拳銃を装填したりポケットに忍ばせてみたにすぎなかったのであろうが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...さながら彼女は自然に浮かれた夢遊病者であった...
徳田秋声 「仮装人物」
...「この人は夢遊病者かしら...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...兵士達(へいしたち)はまるで夢遊病者(むいうびやうしや)のやうにそろそろ歩(ある)いてゐるのだつた...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...私自身が先驅者とならうとは!七 夢遊病者それから豫期しなかつた辛勞と困憊の十三時間が續く...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...だれが夢遊病者でなく...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...彼はあたかも夢遊病者のやうに...
堀辰雄 「鼠」
...ザリは狂信者、夢遊病者だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...いわば夢遊病者のごとき発作的錯乱者が...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...夢遊病者のように現れ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...この種の夢遊病者の幻覚を破るに有効なるものありしより起りし習慣に非ざるなき乎(か)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...夢遊病者本人が負うべき場合甚だ些(すく)なく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...夢遊病者のソレのようにウットリと下関駅の灯(ひ)を映している...
夢野久作 「人間レコード」
...ここで自分たちの中に起っていることのすべては夢遊病者の夢中での出来事だと思った...
横光利一 「旅愁」
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