...夢見る様な表情を眺めると...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...」ある時彼は夢見るような目つきで電燈を見あげながら言った...
大杉栄 「獄中記」
...さう/\やつぱり四月の中頃やつた」と夢見る如き眼で一寸余の顔を見て...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...夢見るように針の手をとめて...
竹久夢二 「少年・春」
...我々はまったく夢に夢見る心地で...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...夢見る女(ひと)のように...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...それに夢見るやうな静かな谷であるのが捨て難い...
田山録弥 「あちこちの渓谷」
...夢見るような様子でした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...夢見るようなやるせなさが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...しばらくは夢見る心地...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夢見るような朧月(おぼろづき)が照らしている風情でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たゞ徒らにあの頃と同じやうに夢見るだけで...
牧野信一 「環魚洞風景」
...夢見る如き眼ざしで両腕をハラハラと打ちふるはせながら...
牧野信一 「舞踏学校見物」
...やさしい品のいい夢見るような眸(ひとみ)の色が...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...少女は笑ひかゝりし顏に眠を湛へて面白き夢見るが如く起きんともせず...
正岡子規 「花枕」
...幼な心に空想していた極楽世界を夢見ることも出来なくなっている...
正宗白鳥 「冬の法隆寺詣で」
...夢に夢見る心地とは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...夢に夢見るような不思議な事ばかりだ...
夢野久作 「冥土行進曲」
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