...当事者が親(みずか)ら筆を執るのであった...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...今日やう/\此筆を執る位に相成候...
石川啄木 「閑天地」
...三人鼎坐して杯を執る...
大町桂月 「獨笑記」
...中を執るということは...
高神覚昇 「般若心経講義」
...男の上に権を執る事を許さず...
太宰治 「ろまん燈籠」
...合衆國亦敏速なる手段を執るの必要あるは痛切に感ずる所なり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...少し長いものを書くつもりでペンを執るんだろう...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...ペンを執る手には...
豊島与志雄 「作家的思想」
...そのために武器を執るに至る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...文学者は初から一枚書けばいくらだと胸算用をして金のためばかりに筆を執るわけでもないんだから本屋と金の取引をするだけでも愉快ではない...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...平生の代助が此際に執るべき方針は云はずして明(あき)らかであつた...
夏目漱石 「それから」
...とにかく彼は久振りにまたペンを執ることが出来た...
原民喜 「遥かな旅」
...公務を執ることなどはそうまじめにできなかったものだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...吾は鞭を執るが如きの賤職にも甘んじて之に事へんと慕はしく思ふ也...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...自分が家督して政治を執るばあいには...
山本周五郎 「いさましい話」
...二つの間を出(い)でぬ手段を執るのみで...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...男性の執る態度や手段はいくらでもあります...
夢野久作 「鼻の表現」
...年下の春山は師礼を執るぐらいな態度で接していたもののように観られるのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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