...埃っぽい路をポクポク歩いて娘の家へ帰って来ると...
石川欣一 「山を思う」
...一つはその埃っぽい道を左の方へ単調に続けて行き...
橘外男 「逗子物語」
...今度は七月の暑い日に十字架行列が埃っぽい道を行く有様を心に描いた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...あとは傷が多くどうも埃っぽいし...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...埃っぽい小庭園に過ぎなかったが...
外村繁 「澪標」
...埃っぽい風がいきなり鼻の奥へ突っ込んできて...
永井隆 「長崎の鐘」
...それから埃っぽい村道を通って...
中村地平 「南方郵信」
...埃っぽい古い雑誌を片っ端から探してみたら...
中谷宇吉郎 「寒月の「首縊りの力学」その他」
...全体が汚く埃っぽい割に閑静に落付いていて...
中谷宇吉郎 「「光線の圧力」の話」
...埃っぽい絵看板を見上げている...
林芙美子 「帯広まで」
...どんな埃っぽい廊下...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...そこで実るひょろ長くて埃っぽい果実はヴォーケ夫人とその下宿人達との会話で毎年関心を集める主題なのである...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...埃っぽい皺々な顔をしている...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...真中に緑色の縮緬紙の大きな蝶結びをつけた埃っぽい棕梠の鉢植が一つ飾ってあって...
宮本百合子 「映画」
...誰だって今日、埃っぽいのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お光さんの側から彼方(あなた)の埃っぽい中に騒然としている貴族色の集団を浅ましいもののように眺めることにした...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...埃っぽい野袴(のばかま)など...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ぽこぽことした白茶けた埃っぽい道を...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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