...垢と塵埃に縞目もわからぬ木綿の古袷...
石川啄木 「雲は天才である」
...」と乞食は垢塗(あかまみ)れの手でその杖(ステツキ)に触らうとした...
薄田泣菫 「茶話」
...しからば春琴の佐助を見ること生理的必要品以上に出でなかったであろうか多分意識的にはそうであったかと思われる○伝に曰(いわ)く「春琴居常潔癖(けっぺき)にしていささかにても垢(あか)着きたる物を纏(まと)わず...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...……子供の柔らかな無垢な心...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...さながら純情無垢(むく)な青春時代のように...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私の胸の奥に神聖無垢なあなたが永久に留ることを...
豊島与志雄 「化生のもの」
...左手は屋根の高さまで高まっていて垢(あか)や黴(かび)が一面についてる壁の上...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...陰(かげ)では爪(つめ)の垢(あか)程(ほど)のことを目(め)に止(とめ)て獨(ひとり)でぶつ/\として居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...襟の後(うしろ)の辺(あたり)が垢(あか)で少し汚(よご)れていた...
夏目漱石 「門」
...髮の毛を垢じみて長くはやし...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...自分には爪の垢ほども食べるたしにはならないなんて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...垢抜(あかぬ)けのした...
二葉亭四迷 「浮雲」
...向こうの垢離場(こりば)の昼席でトリをつとめて三百(ぞく)五百(そく)の客を呼び...
正岡容 「圓朝花火」
...すると垢(あか)じみた継ぎだらけの裾(すそ)が割れて...
山本周五郎 「青べか物語」
...逆境と漂泊の垢(あか)にまみれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...体が垢に臭(くさ)くなろうが身に虱(しらみ)を見ようが...
吉川英治 「新書太閤記」
...おいらの旅の垢(あか)を洗ってくれている...
吉川英治 「平の将門」
...一夕(せき)の垢(あか)を洗うべく温泉(ゆ)をたのしみに必ずわらじを脱ぐので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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