...「坊さんなんて、ありがたいもんやな...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そこの坊さんは何(ど)うも金費(かねづか)ひが荒くて世間の評判が善(よ)くなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...五百金の寄附12・17(夕)鎌倉の円覚寺に誠拙和尚といふ坊さんが居た...
薄田泣菫 「茶話」
...お直婆さんはこんな坊さんに見込まれては黙つて金を渡すより仕方がなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...それは名づけ親の坊さんでありました...
竹久夢二 「たどんの與太さん」
...小作百姓から坊さんになる男のタイプによくある粗野なようすに気がついて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...オブドルスクの坊さんは蜜蜂小屋へたどりつくと...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...知らず知らず古臭いお坊さんになっていらっしゃるのね...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あの坊さんには分らないだらうか...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...無論費用は坊さんの懐(ふところ)から出るのではありません...
夏目漱石 「こころ」
...ある坊さんに、あなたちょっと魂を手の平へ乗せて見せておくれんかと云われて、弱った人があります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...魂と云う字を手の平へ書いて坊さんに見せてやろうと思います...
夏目漱石 「創作家の態度」
...そしてそれでも坊さんが返事をしないと...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...たまたまあの日の前日本因坊さんのお宅に行き...
野上彰 「本因坊秀哉」
...坊さんも祐堂和尚ほどになれば大したもんだ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...唯(ただ)大家(たいけ)の我儘なお坊さんで智恵がない度量がない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...坊さんなんぞは敲(たた)きやうがうまいから徳をしたのだ...
正岡子規 「従軍紀事」
...一人はその若い坊さんに...
若山牧水 「樹木とその葉」
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