...地続きの桃畠(ももばたけ)へ入ると...
泉鏡花 「縁結び」
...その先はまた地続き...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここからほんの地続きの尾張の中村で生れ...
中里介山 「大菩薩峠」
...要するに地続きの実が現われるものですけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...なお地続きに制限はないと思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...堤の上までは砂地続きである...
林芙美子 「浮雲」
...どうしても地続きとしか思われぬ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...地続きの古ぼけたアトリエに...
久生十蘭 「昆虫図」
...すぐ地続きの青木のアトリエには...
久生十蘭 「昆虫図」
...うちの村の地続きの土地はみんなあのホルトゥイシチェ村とひとくるめに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...そこから地続きの低い生垣を越えると...
松本泰 「秘められたる挿話」
...兄の下宿はいま東京湯島の順天堂のある地続きで...
柳田国男 「故郷七十年」
...この陸地続きに見えている間を...
柳田国男 「故郷七十年」
...地続きなればこそ気軽な決意をもって...
柳田国男 「雪国の春」
...倫敦(ロンドン)の劇場と同じ地続きの平面上に在るとは思えない恐怖の世界……死人の世界よりもモット物すごい現実の悪夢世界……そんなものが在り得るならばあの時の光景がそうであったろう...
夢野久作 「戦場」
...空地続きになっている裏隣りの二階をあおぎました...
夢野久作 「卵」
...地続きの廃業した瓦焼場から...
夢野久作 「塵」
...地続きの南方の国々より優れた文明を造り上げていたんではないでしょうかね...
吉田茂 「私は隠居ではない」
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