...男達が竿や網を持って田圃へ出掛けて行くと...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...裏田圃(うらたんぼ)へ抜けて変に響いた...
泉鏡花 「雨ばけ」
...ただ庭つづきの猫の額ほどの圃(はたけ)を幾度か往き戻りしながら...
薄田泣菫 「春の賦」
...車はぞろぞろと田圃(たんぼ)の中の道を行くのである...
高浜虚子 「別府温泉」
...下の谷中道の両側はずっと田圃(たんぼ)になっており...
高村光太郎 「美術学校時代」
...また寒い田圃なかの道へ出て来た...
徳田秋声 「黴」
...田圃(たんぼ)には泥声(だみごえ)あげて蛙(かわず)が「生(う)めよ殖(ふ)えん」とわめく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...(明治四十二年 六月十五日)田圃の簑笠朝から驟雨性(しゅううせい)の雨がざあと降って来たり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...自分(じふん)の家(いへ)は田圃(たんぼ)のとりつきである...
長塚節 「土」
...田圃(たんぼ)も堀(ほり)も一(ひと)つに成(な)つた水(みづ)は土瓶(どびん)の口(くち)から吐(は)き出(だ)すやうに徐(おもむろ)に低(ひく)い田(た)へと落(おち)る...
長塚節 「土」
...巣鴨の田圃で蓮華草(れんげさう)を摘(つ)むなんざ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...田圃(たんぼ)の仕事位は出來さうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...田圃で働いている人々...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...花圃(かほ)にはしないであっちこっちへ乱れ咲くように植えたら奇麗でしょうねえ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...急いで還ろうと飛んで往ったという田圃路(たんぼみち)に...
柳田国男 「山の人生」
...野原でも林でも田圃でも何でも構わずにドンドンドンドン駆け出しますと...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...まさか田ン圃へ撒(ま)いてしまやアしめえな」べつな声が...
吉川英治 「大岡越前」
...あちらの田(た)ン圃(ぼ)の向こうから...
吉川英治 「親鸞」
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