...今頃は嘸(さぞ)面白く釣り挙げ居つらん...
石井研堂 「元日の釣」
...僕は嘸(さぞ)や面白かろうと思う刑務所見学の仲間から外れ...
海野十三 「深夜の市長」
...嘸(さぞ)泳ぎ難いだろうと思い遣(や)った...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...この場を離れたら百合子が嘸(さ)ぞ困るだろうと思い...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...あなたは嘸ぞ私を見下げ果てた女だとお蔑(さげす)みになっていらっしゃるでしょうね...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...嘸(さ)ぞ面白い事だろう...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...嘸(さぞ)御不満なことがおありであろう...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...始終(しじゅう)をロミオに知(し)らせなんだとお知(し)りゃったら嘸(さぞ)予(わし)を怨(うら)むであらう...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...目覺(めざ)めなば嘸(さぞ)當惑(たうわく)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...日本の追付くのを待つて居てくれたら嘸いいだらう...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...お前も嘸(さぞ)悲しかったであろう...
夢野久作 「ルルとミミ」
...何時までも何時までも人形と紙雛(あね)さまとをあひ手にして飯事(まゝごと)許(ばか)りして居たらば嘸かし嬉しき事ならんを...
樋口一葉 「たけくらべ」
...今夜(こんや)も此樣(こん)な分(わか)らぬ事(こと)いひ出(だ)して嘸(さぞ)貴君(あなた)御迷惑(ごめいわく)で御座(ござ)んしてしよ...
樋口一葉 「にごりえ」
...「本当(ほんと)に嘸(さぞ)御不自由でございましょうねえ...
二葉亭四迷 「平凡」
...家(うち)の都合も嘸(さ)ぞ悪かろう...
二葉亭四迷 「平凡」
...嘸(さぞ)大切に持っていることだろうから...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...こんなに長々とした事を御眼にかけまして嘸(さぞ)かしお読みづらくてお疲れの事と存じます...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...嘸(さぞ)頼み甲斐の無い奴と思っておいでになるであろう...
夢野久作 「白髪小僧」
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