...尤(もつと)も善良なる市民になることは...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...我が敬慕に値する善良なる女教師山本孝子女史は...
石川啄木 「雲は天才である」
...田舍の小學校で善良な生徒であつた頃...
竹久夢二 「砂がき」
...この顔がひどく善良な可愛い顔に見えてくる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...論者は善良な人々に対して不自然な誹譏(ひき)を予想するものであるといって攻撃の矢をむくいたりした...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...で彼等の善良な意識がそれの正反対な結果によって裏切られても...
戸坂潤 「思想としての文学」
...」――「邪悪なるは善良なるに如(し)かず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...オックスはきわめて善良なドイツ人であるだけに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...レンブラントの善良なるサマリア人の前まで来た時...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」「善良な者にならなければいけません...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...仕事は善良なものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その標的に置かれた善良なる婦人たちのためには...
中里介山 「大菩薩峠」
...冬瓜(とうがん)の水膨(みずぶく)れのような古賀さんが善良な君子なのだから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...あなたのような尊敬すべき善良な御老人が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼は善良な老父や弟に隠れて屡々この部屋を賭場に用ひ度がつてゐたところ...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...その証拠には我が善良なるデュ・ベレすら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は善良なる神が清く正しい者にその非凡な助力をおしまれるはずはない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...善良なんていうことは昔から案外良い働きをして来なかったにちがいない...
横光利一 「機械」
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