...和子様は気どられぬよう...
吉川英治 「私本太平記」
...介は、それを眺めて、「和子様、はよう、介の背なかに、おすがりあそばせ...
吉川英治 「親鸞」
...和子様には何も悪いことはしませんから...
吉川英治 「親鸞」
...和子様のすがたを見たら...
吉川英治 「親鸞」
...和子様よりすこし年上ですが...
吉川英治 「親鸞」
...それは煩悩(ぼんのう)と申すものですから諦(あきら)めています」「…………」「和子様...
吉川英治 「親鸞」
...侍従介(じじゅうのすけ)と、箭四郎(やしろう)は、式台のすみに、うずくまっていたが、「お、和子様、どうなされました」「おゆるしを受けた」「それは!」と、二人も胸を伸ばして、よろこんだ...
吉川英治 「親鸞」
...「介(すけ)、あの悪童が、張本(ちょうぼん)じゃ、和子様のため、何とかせねばいかぬ」「うむ、懲(こ)らしてくれたいとは思うが」「一つ、この拳固(こぶし)を、馳走してやろうか」「よせよせ」箭四郎が、しきりと逸(はや)るのを、介はあぶながった...
吉川英治 「親鸞」
...和子様の、なんという大胆な……」介(すけ)でさえ、舌を巻いた...
吉川英治 「親鸞」
...そして思わず、「やはり、和子様にも、どこかに、源氏武者の血があるとみえる」と、つぶやいた...
吉川英治 「親鸞」
...「和子様、お風邪(かぜ)を召されまするな...
吉川英治 「親鸞」
...和子様ではないか...
吉川英治 「親鸞」
...「和子様、こいつは、野盗か、人買いか、悪党です...
吉川英治 「親鸞」
...次の間にいた性善坊が、「どなた?」障子をあけると、「おお! 介じゃないか」「箭四郎(やしろう)か」「変ったのう」「まあ、上がれ」「山門のうちも、なかなか広くて、諸所に、僧房があるので、さんざん迷うた」「達者か」「おぬしも」「六条のお館は、和子様が、青蓮院(しょうれんいん)にお入りあそばしてから、まるで、冬枯れの家(うち)のようにおさびしくてな」「そうだろう...
吉川英治 「親鸞」
...「和子様か」変った彼のすがたに...
吉川英治 「親鸞」
...ひたすら和子様のお育ちをたのしみながら...
吉川英治 「親鸞」
...浦人の魂魄(こんぱく)は、世を去っても、和子様を、お護(まも)り申しあげているでしょう……)切々たる末期(まつご)の文字をつらね、なお、幼い日に、郷家を離れた小次郎のために、当然、小次郎が相続すべき良持以来の所領の地域と、その郡名などが、細々(こまごま)、終りに書いてあった...
吉川英治 「平の将門」
...幼い和子様たちはどう召されたやらと...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索