例文・使い方一覧でみる「命取り」の意味

...恐らくその撮影はその写真家の命取りとなるであろうと想像される...
高村光太郎「美の日本的源泉」

...こんどの病気は命取りになるかも知れない... こんどの病気は命取りになるかも知れないの読み方
太宰治「斜陽」

...私のやうな旅人に睡眠不足は命取りだ... 私のやうな旅人に睡眠不足は命取りだの読み方
種田山頭火「行乞記」

...それが命取りの種にならうとは思つても見なかつたでせう」「――」「錢形の親分さん...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...親の彦太郎の方が大變ですぜ」「誰がそんなに命取りの日限まで觸れて歩いたんだ」ガラツ八の八五郎の...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...隨分命取りの危險な武器にもなつたのです... 隨分命取りの危險な武器にもなつたのですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...そいつは飛んだ命取りだ」船頭は何方にも取れるやうなことを言つて...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...命取りの場所にならうとは思はれません... 命取りの場所にならうとは思はれませんの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...命取りにはならないだろう... 命取りにはならないだろうの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「煉獄」

...労症労咳、繰り返していうようじゃが、命取りじゃ... 労症労咳、繰り返していうようじゃが、命取りじゃの読み方
正岡容「小説　圓朝」

...テナーの命取りのオペラだとさえいわれまして... テナーの命取りのオペラだとさえいわれましての読み方
三浦環「お蝶夫人」

...（ガシガシと頭を掻く）農夫　弱ったちったって、あんた方あ、頭あ掻いてりゃ済むが、わしら百姓に肥料が足りねえと、これ、命取りだからね...
三好十郎「鈴が通る」

...先ず蟻地獄――君みたいな身体だと忽ち命取りだぜ... 先ず蟻地獄――君みたいな身体だと忽ち命取りだぜの読み方
三好十郎「廃墟（一幕）」

...どんなに痛くても命取りではないから... どんなに痛くても命取りではないからの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...我々の近所の町々に命取りのはなはだ危険な病気がはやったことを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...命取りの危険を想像し... 命取りの危険を想像しの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...それは命取りになるぞ... それは命取りになるぞの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...命取りになりますよ）一番船の貝の音はこういってお綱をなだめ促（うなが）すように鳴っていた...
吉川英治「鳴門秘帖」

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