...『なんだろう』と私たちが警視庁に出向くと...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...光郎の気持だってどちらを向くか分らない...
伊藤野枝 「出奔」
...俯向くやうにして持つて往つて...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...母親の方へ振り向くと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...観客は実際自分の目がそっちへ向くように感じる...
寺田寅彦 「耳と目」
...気の向く時ぼつぼつお座敷へ出てもらえば...
徳田秋声 「縮図」
...振向くのも忘れて...
豊島与志雄 「立枯れ」
...真正面に向くわけにもゆかず...
豊島与志雄 「ヘヤーピン一本」
...そんな事を考えながら足の向く方へとふらふら歩きながら...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...満洲や台湾に向く男ではなかったからである...
夏目漱石 「門」
...運が向く時に成ると己れに糸織の着物をこしらへてくれるつて...
樋口一葉 「わかれ道」
...舞台に、観衆の眼が向く...
火野葦平 「花と龍」
...いきなりくるりと振り向くや物をも言はずぴしやりと私の頬を力一杯打つた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...汝の機嫌が向おうが向くまいが...
南方熊楠 「十二支考」
...見ない方が好(い)いわ」と横を向くのである...
森鴎外 「半日」
...(背を向く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ふとまた視線がそちらへ向くたびに...
横光利一 「夜の靴」
...振り向く度びに胸に光る彼女のブローチの金具が腹立たしかった...
横光利一 「旅愁」
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