...彼は自分の名誉心を傷つけられることを恐れていた...
...私たちは名誉心を刺激されるような言葉は使わないようにしましょう...
...名誉心にかけるものがある人は、何でも頑張ります...
...彼女は自分の名誉心を守るために、嘘をつくことになってしまった...
...あなたは名誉心を満足させることができるような成功をおさめましたね...
...食慾の外にも数え挙げれば、愛国心とか、宗教的感激とか、人道的精神とか、利慾とか、名誉心とか、犯罪的本能とか――まだ死よりも強いものは沢山あるのに相違ない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...この小説の主人公は虚栄心や病的傾向や名誉心の入り交った...
芥川竜之介 「歯車」
...余の心中名誉心のなおいまだ跡を絶たざるあり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...まったく名誉心からです...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...名誉心が高いと申しますか...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...若いころの名誉心は飽くことを知らぬものである...
太宰治 「猿面冠者」
...一種の義侠心と名誉心とから...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...良くいえば非常に名誉心の強い人間である...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...日本では名誉心――栄誉心が一番に尊い...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...誰か名誉心なからん...
正岡子規 「読書弁」
...またそれは名誉心を満足させるどころかかえってそれを否定するところに成立するものであるからである...
三木清 「語られざる哲学」
...それが虚栄心に変ずることなく真に名誉心にとどまっている限り...
三木清 「人生論ノート」
...かくして世の中において名誉心から出たもののようにいわれていることも実は虚栄心にもとづくものが如何(いか)に多いであろう...
三木清 「人生論ノート」
...名誉心の抽象性のうちにその真理と同時にその虚偽がある...
三木清 「人生論ノート」
...そのことが彼の名誉心に属している...
三木清 「人生論ノート」
...名誉心はアノニムな社会を相手にしているのではない...
三木清 「人生論ノート」
...名誉心はなお根柢(こんてい)のあるものであった...
三木清 「人生論ノート」
...しかるに今日社会が抽象的なものになるに従って名誉心もまたますます抽象的なものになっている...
三木清 「人生論ノート」
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