...彼は自分の名誉心を傷つけられることを恐れていた...
...私たちは名誉心を刺激されるような言葉は使わないようにしましょう...
...名誉心にかけるものがある人は、何でも頑張ります...
...彼女は自分の名誉心を守るために、嘘をつくことになってしまった...
...あなたは名誉心を満足させることができるような成功をおさめましたね...
...のみならずこの下士の名誉心を感傷的と思う気もちもない訣(わけ)ではなかった...
芥川龍之介 「三つの窓」
...名を残すことの出来ると云ふその人にとつてはこの上もない或る期待をもつてその大きな名誉心に馳られてゐるので結局は矢張り自分の為めなのです...
伊藤野枝 「従妹に」
...まったく名誉心からです...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...もちろん若いころには免れ難い卑近な名誉心や功名心も多分に随伴していたことに疑いはないが...
寺田寅彦 「科学と文学」
...実に欧州の帝王宰相らはその児戯にひとしき名誉心を飽かしめんがため...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...此感情が自信や名誉心と交錯して一しよになつて...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...そして名誉心や不平心や貯蓄心を持つ者がなく...
牧野信一 「円卓子での話」
...余り名誉心を抑へ過ぎたる蕪村を惜まずんばあらず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...しかし基督自身は名誉心の為にかかる事業を企てたのでもないから...
正宗白鳥 「論語とバイブル」
...おそらく父親が彼ほど出世したいという名誉心を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...名誉心は個人意識にとっていわば構成的である...
三木清 「人生論ノート」
...四足で地に這(は)うことをやめたとき人間には名誉心が生じた...
三木清 「人生論ノート」
...――名誉心というのはあらゆる意味における戦士のこころである...
三木清 「人生論ノート」
...そこに名誉心はなく...
三木清 「人生論ノート」
...名誉心は自己意識と不可分のものであるが...
三木清 「人生論ノート」
...従って名誉心は自己にとどまることなく...
三木清 「人生論ノート」
...宗教こそ名誉心の限界を明瞭(めいりょう)にするものである...
三木清 「人生論ノート」
...彼を名誉心へとむけかえたのであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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