...時間器械のところには辻ヶ谷と名乗る僕がいつもついているんだから...
海野十三 「海底都市」
...全く油断のならない大利根博士と名乗る人物です...
海野十三 「怪塔王」
...赤耀館主人と名乗る人からの招待状を受取った...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...いったい二十世紀の文明国と名乗る国がらからすれば...
寺田寅彦 「自由画稿」
...叫んでも反応がない……自ら薩州の浪人と名乗る壮士は竜之助の太刀ぶりに...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の生一本に自分をにくみきっている奇怪なる小さい男――宇治山田のなにがしと名乗る男について...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついこの間の仏頂寺なにがしと名乗るさむらいなんぞは...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分から名乗るところによると...
中里介山 「大菩薩峠」
...三国一の婿(むこ)と名乗る誰彼を...
夏目漱石 「虞美人草」
...――あの宗太郎と名乗るのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...苗字(みょうじ)まで名乗る家の掛(かか)り人(うど)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...下手人だと名乗る気はない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真名古が警視庁の者だと名乗ると...
久生十蘭 「魔都」
...松王 名乗るほどの名のある身ではなし...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...父の苗字レニス〔和〕を名乗ることができなくなるや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ことにこの変死した岩形圭吾と名乗る紳士こそは……私は最初から事実を暴露しておく...
夢野久作 「暗黒公使」
...東京と名乗る悪魔の乾児(こぶん)たる横道政治家の金儲けの種...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...鍾紳(しょうしん)と名乗る兄弟が...
吉川英治 「三国志」
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