...これも大音に名乗りをあげて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...初めに「十軒店の治郎公」とまず名乗りを上げて...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...親子の名乗りをしたりするのは...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...お房四谷より君花と名乗りて再び左褄取ることになりしとて菓子折に手紙を添へ使の者に持たせ越したり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...いつか家督をついで左衛門尉景元(さえもんのじょうかげもと)と名乗り...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...貧窮組の先達で俺の右へ出る奴はあるめえ」自分から名乗りを上げてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...また名乗りもしない先に...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬とお雪ちゃんとの名乗り合いがあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...両人ともここにいるか?」二人は名乗り出たが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...堂々と名乗りをあげた...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...自分がその三男であれば太郎三郎と名乗り...
柳田國男 「名字の話」
...みずから留守城のまもりを名乗りいで...
山本周五郎 「死處」
...特に団十郎のお気にいりで市川団柳楼と名乗り...
山本笑月 「明治世相百話」
...巴里(パリー)に隠れておられる父君ウラジミル大公……仮名ルセル伯爵の膝下(しっか)に帰って日本名を象(かたど)ったユリエ嬢と名乗り仏蘭西の舞踏と...
夢野久作 「暗黒公使」
...法名を友月(ゆうげつ)と名乗り...
夢野久作 「名娼満月」
...どの面(つら)下げてお名乗り申すべくもなく...
吉川英治 「剣難女難」
...われこそと名乗りでて...
吉川英治 「三国志」
...おれは天城(あまぎの)四郎という大盗だとみずから名乗りました」「えっ...
吉川英治 「親鸞」
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