...三日月と名に負う倉瀬泰助なれば...
泉鏡花 「活人形」
...隠す心はさすがにも名に負う武士の種なりき...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...名に負う武士らしい潔い最期だった...
永井隆 「この子を残して」
...先生が名に負う近藤勇殿でござったか...
中里介山 「大菩薩峠」
...名に負う西郷山の山つづきなので...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...味方は名に負う猪武者(いのししむしゃ)...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...特定の稲の名を地名に負うはずがない...
柳田國男 「大唐田または唐干田という地名」
...名に負う六角牛の峯続きなれば山路は樹深く...
柳田国男 「遠野物語」
...先も名に負う道三秀龍という肚ぐろいのが舅(しゅうと)殿である...
吉川英治 「新書太閤記」
...名に負う八景の風光を流し目にして...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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