...他の自然民族間に伝わったあらゆる同種類の伝説に比べてはるかに優れたものである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...かくの如く主張する人々は自己の思想を同種類の隣人によつて定められたる狭隘なる圏外に彷徨(さまよ)ひ出づることを許さなかつた...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...同種類の商買をしている者が山車(だし)をこしらえ...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「偸桃」
...常陸風土記所載の「大人踐跡」なるもの或は同種類の竪穴の群ならんか...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...かつ同種類の富のすべての単位にのみならずあらゆる種類の富のすべての単位に共通な尺度の存在を仮定する...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...しかしその活動の化学的物理的性質はほぼ同種類のものらしく想像される...
寺田寅彦 「自由画稿」
...この二つは同種類の有害な二匹の畜生である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...他の同種類の人々と同じく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その金は同種類の器械的の労力と交換する資格があるだけじゃないか...
夏目漱石 「永日小品」
...同種類の活用の同じ活用形には...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...若既に一事件を記載したりとせば同種類の事件再出來する時は...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...精密に比較すると同種類の去勢しない鶏が三百目の体量に達する時は去勢した者が七百目に達する割合だ...
村井弦斎 「食道楽」
...同種類の動物の間にも認められる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それと同種類の事柄について...
矢田部達郎 「心理學」
...同種類の者は互に引き合ふ...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...×その夜、結局わかったことは、その兇器である匕首が、あの海岸開きの賑いの中で起った殺人に、使用されたものと、同種類のもので、全国どこの刃物屋にも、ざらに見られるものだ――ということだけであった...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...しかしある同種類の描写のみがことごとく存せぬということは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...すなわち雑然たる順列のなかから同種類の描写を選り集めて一つの個所にまとめ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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