例文・使い方一覧でみる「吉事」の意味

...御目出度い：良い出来事や吉事の際に使う言葉... 御目出度い：良い出来事や吉事の際に使う言葉の読み方

...その他凶事吉事に用いられる菓子も初めは嵩があるものという御注文であったのが...
相馬愛蔵「私の小売商道」

...廿八日、乙巳、相模国相漠河の橋数ヶ間朽ち損ず、修理を加へらる可きの由、義村之を申す、相州、広元朝臣、善信の如き群議有り、去る建久九年、重成法師之を新造して供養を遂ぐるの日、結縁の為に、故将軍家渡御、還路に及びて御落馬有り、幾程を経ずして薨じ給ひ畢んぬ、重成法師又殃に逢ふ、旁吉事に非ず、今更強ち再興有らずと雖も、何事の有らんやの趣、一同するの旨、御前に申すの処、仰せて云ふ、故将軍の薨去は、武家の権柄を執ること二十年、官位を極めしめ給ふ後の御事なり、重成法師は、己の不義に依りて、天譴を蒙るか、全く橋建立の過に非ず、此上は一切不吉と称す可からず、彼橋有ること、二所御参詣の要路として、民庶往反の煩無し、其利一に非ず、顛倒せざる以前に、早く修復を加ふ可きの旨、仰出さると云々... 廿八日、乙巳、相模国相漠河の橋数ヶ間朽ち損ず、修理を加へらる可きの由、義村之を申す、相州、広元朝臣、善信の如き群議有り、去る建久九年、重成法師之を新造して供養を遂ぐるの日、結縁の為に、故将軍家渡御、還路に及びて御落馬有り、幾程を経ずして薨じ給ひ畢んぬ、重成法師又殃に逢ふ、旁吉事に非ず、今更強ち再興有らずと雖も、何事の有らんやの趣、一同するの旨、御前に申すの処、仰せて云ふ、故将軍の薨去は、武家の権柄を執ること二十年、官位を極めしめ給ふ後の御事なり、重成法師は、己の不義に依りて、天譴を蒙るか、全く橋建立の過に非ず、此上は一切不吉と称す可からず、彼橋有ること、二所御参詣の要路として、民庶往反の煩無し、其利一に非ず、顛倒せざる以前に、早く修復を加ふ可きの旨、仰出さると云々の読み方
太宰治「右大臣実朝」

...上古は呪を行ふに吉事凶事共に天の逆手を打つたが... 上古は呪を行ふに吉事凶事共に天の逆手を打つたがの読み方
南方熊楠「詛言に就て」

...六四吉事盆（きつじぼん）近く不幸のなかった普通の家で... 六四吉事盆近く不幸のなかった普通の家での読み方
柳田国男「年中行事覚書」

...二つの吉事を告げた... 二つの吉事を告げたの読み方
吉川英治「三国志」

...近いうちに、何か、吉事があると、おまえ達が預言したとおりだった...
吉川英治「三国志」

...――吉事でないに決っている... ――吉事でないに決っているの読み方
吉川英治「三国志」

...燈火明るきとき吉事あり――という易経（えききょう）の一辞句を思いだしたからである... 燈火明るきとき吉事あり――という易経の一辞句を思いだしたからであるの読み方
吉川英治「三国志」

...ふしぎな吉事ばかりが続いた... ふしぎな吉事ばかりが続いたの読み方
吉川英治「三国志」

...ご奏聞（そうもん）に入れられましょうか」「吉事（きちじ）ですか」「もとより宮方の吉報です」「ならば... ご奏聞に入れられましょうか」「吉事ですか」「もとより宮方の吉報です」「ならばの読み方
吉川英治「私本太平記」

...それも味方の吉事とわかった... それも味方の吉事とわかったの読み方
吉川英治「私本太平記」

...その吉事の儚（はかな）く終らぬように... その吉事の儚く終らぬようにの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...吉事の取做（とりな）しが齎（もたら）されて来ても... 吉事の取做しが齎されて来てもの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...吉事の大賓を迎える日に... 吉事の大賓を迎える日にの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」