...吉か凶か、私は足がすくんで、最早や前進する力がなかった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...吉か凶か...
太宰治 「メリイクリスマス」
...吉か凶かの差違がよくわからなかったが...
山川方夫 「予感」
...さらば、吉か凶か...
山本周五郎 「青べか日記」
...吉か凶かわからないけれどもとにかくなにか起る...
山本周五郎 「半之助祝言」
...彼の几(つくえ)の上には、いまたてた易占(うらない)の算木(さんぎ)が、吉か凶か、卦面(けめん)の変爻(へんこう)を示していた...
吉川英治 「三国志」
...「吉か凶か」天皇は独りいわれた...
吉川英治 「私本太平記」
...こよいの御処断の吉か凶かを...
吉川英治 「私本太平記」
...「と、なっては一大事」として、尊氏もそこで介を待つ間は、吉か凶かに、肋骨(あばら)もいたむような胸騒(むなざ)いをいだいていたにちがいなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...と思っていたら今暁の出来事……吉か凶か...
吉川英治 「新・水滸伝」
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