...列席(れつせき)の各員(かくいん)は著者(ちよしや)が簡單(かんたん)に演述(えんじゆつ)した大地震(だいぢしん)前徴(ぜんちよう)につき更(さら)に詳細(しようさい)な説明(せつめい)を求(もと)められ...
今村明恒 「地震の話」
...差別あつて境界の無い物の例を各方面から幾つも掲げて置いた...
丘浅次郎 「固形の論理」
...生徒各自をして独立に脳を働かしめる必要のある学科では...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...ディラックらはLS面に近い各点に相当する...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...又単に方法論を各個科学夫々の方法の理論として試みたのでもなくして...
戸坂潤 「科学方法論」
...各党各派孰れも確乎たる一大主義を有するなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...各種の箪笥や鏡や人形やこまごました什器類が数えきれないほど沢山...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...堤防は四ツ木の辺から下流になると、両岸に各一条、中間にまた一条、合せて三条ある...
永井荷風 「放水路」
...各々の主義者等は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...彼那に云ったら何か云い訳位は仕て廻る事だろうと云う事が各自の頭にあった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...一般に各自はその国の掟に従うべきであるということである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その各地の名称からでも察せられる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...このために日本民族の実力が欧米各国から如何に軽視される立場に陥って来ましたことか...
夢野久作 「暗黒公使」
...よく各地へ劍道旅行に出かけるし...
吉川英治 「折々の記」
...南方各地の暴動を醸(かも)すにいたるまでは...
吉川英治 「三国志」
...各地にある“散所”というのは...
吉川英治 「私本太平記」
...各、ご油断あるなかれ」と、大声でむすんだ...
吉川英治 「私本太平記」
...室町中期頃から、世上の騒乱暗澹(そうらんあんたん)たる半面に、心ある武門のあいだには、各がひそかに、――われらは、これでいいのか...
吉川英治 「新書太閤記」
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