...仲間褒めをしてはいかん」と怒号する向きもある...
芥川龍之介 「着物」
...いずれも呼号する主張なり...
芥川龍之介 「上海游記」
...おもふに汝にとつても虚偽であるに相違ない」と天下に呼号する日本人である...
芥川龍之介 「僻見」
...君も彼等と甲乙のない天才だと号するのも洒落(しゃ)れているぜ...
芥川龍之介 「路上」
...呼号するものがあるようだ...
岩野泡鳴 「耽溺」
...――」監守の怒号する声...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...専門の科学者が自然科学自身に基いて企てると号する自然科学観や世界観が...
戸坂潤 「科学論」
...風(ひょうふう)は怒号する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...暗夜に怒号する大洋のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...語るはダントンであり怒号するはクレベルであるかのようである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ペルシャの壁掛(かべかけ)とか号するものが...
夏目漱石 「草枕」
...あるいは静物を模写するんで叙景文と号するような分類法であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...岩角に触れて怒号する音轟々(ごうごう)として...
野中到 「寒中滞岳記」
...樹々は怒号するやうな物凄い音をたてて鳴りはためいた……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...まるで怒号するように声をひそめて続けた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...街頭に怒号する鼻がありました...
夢野久作 「鼻の表現」
...まったく、一歩出ては、わあっと叫喚し、半歩ニジリ出しては、わああっ、と叫号する...
吉川英治 「上杉謙信」
...この敗残の部隊は二十万と号するメキシコ軍に包囲されたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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