例文・使い方一覧でみる「可愛さ」の意味
スポンサーリンク...私は本当にその女たちを気の毒にも可愛さうにも思ひます... 
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...ほんとに折々は可愛さうだと思つたよ...
伊藤野枝 「ウォーレン夫人とその娘」
...可愛さうにそれつ切り會へないで死んぢまひました...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...可愛さうでもある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...余りのお可愛さに思わずちょっとお頭（つむ）を撫でました...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「美人鷹匠」
...可愛さうだなあ...
太宰治 「道化の華」
...昔はどうして此の可愛さが理解出来なかつたのであらうと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...可愛さ余ってせっかんしたのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...娘可愛さの与次郎の必死の運動が効を奏して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐ろしい女ですね」「娘のお輝可愛さから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...可愛さうに叱からずともの事なり...
一葉 「暗夜」
...可愛さうなものでは無きかと言ふに...
樋口一葉 「ゆく雲」
...死ぬ苦しみをさせるなんて――この可愛さが逆に変ったら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...よろこびの可愛さ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まるで子供なんだから本當に可愛さうよ...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...一つは濃紅姫の可愛さと親の贔負目（ひいきめ）で...
夢野久作 「白髪小僧」
...肉親の妹可愛さにある」「いや...
吉川英治 「新書太閤記」
...私の直（じき）近処に塩煎餅（しほせんべい）を売つて細々暮らしを立てゝ居た可愛さうな後家が有升（ありまし）たが...
若松賤子 「黄金機会」
便利！手書き漢字入力検索