...質問せしに松田藏相は何れの國と雖ども開戰準備金を設くるものならず只萬一の際は國民愛國心に訴ふる外なしと遣込め...
石川啄木 「雲間寸觀」
...まだ容疑者の只一人をも指名していないし...
海野十三 「地獄の使者」
...孰(いづ)れも只周圍の勢力に制せられて殆ど無我夢中で今日迄來た...
高濱虚子 「俳諧師」
...現に働いていないと技術ではなくて只の機械の如きになる...
戸坂潤 「技術と科学との概念」
...只マリイと云ふ人の事を思ふのがつらいばかりではない...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...只昔お心易くした御身分のあるお方で...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...「水白粉(みづおしろい)持(も)つて來(く)んだか知(し)んねえぞ」「只(たゞ)の水(みづ)見(み)てえな白粉(おしろい)も有(あ)んだつて云(ゆ)つけぞ」彼等(かれら)はさういふ罪(つみ)のない穿鑿(せんさく)からそれから「俺(お)らお給仕(きふじ)に出(で)なくつちや成(な)んねえか知(し)んねえが...
長塚節 「土」
...只背いた風(ふり)をして文三を試ているので...
二葉亭四迷 「浮雲」
...只一箇所舳の所に落し戸のやうにした所があつたばかりでございます...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...只今のところではまだ何も資料が手もとに揃つてゐないので...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...只彼の歌が多くは字句の細工を斥けて...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...只(ただ)この場のゆきがかりで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...只今手紙を認め候時...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...只棠軒の妻柏が一たび病んで後愈(い)えたこと(一月二十六日)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...只一箇所の窓丈鎖してあると云ふ事である...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...只今利札の方が大変忙しいんでございますけど……」「何月渡しの利札だね...
矢田津世子 「罠を跳び越える女」
...これは只の鼓じゃない...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...それが間隔三四寸を隔てて次から次へと合わせて六体在るのであるが、皆殆ど同じ姿勢の寝姿で、只違うのは、初めから終りへかけて姿が変って行っている事である...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
時事ニュース漢字 📺
