...)いつもつけつけと口小言(くちこごと)を言った...
芥川龍之介 「春の夜」
...ぶつぶつ口小言(くちこごと)謂いつつありし...
泉鏡花 「海城発電」
...兄はきまった癖で口小言を言いつつ...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...土用前にうんと鳴いておけなどと口小言をいって通ったものです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...大した道樂もあったものさあね!」そんな口小言をいいながら...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...あとのザマと言ったらねえからな」雪を掃除している人が口小言を言っているらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...口小言を言いながら...
野村胡堂 「十字架観音」
...そんなバカなことがあろうか」松平伊豆守は口小言をいいながら...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...身につかないものを着るとろくなことはないから」口小言をいいながらも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...変だなア」「だから余計な細工をするんじゃないと言うんだ」口小言を言いながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺は怖い顏なんぞ見たこともない」平次は口小言をいひながら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...膽(きも)をつぶすぢやないか」口小言をいひ乍らも平次は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...朝から晩まで女房に口小言をいっている藤木さんも...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...沸々(ぶつぶつ)口小言を言う所だ...
二葉亭四迷 「平凡」
...永いこと何をかブツブツ口小言をいっていたが...
正岡容 「小説 圓朝」
...」老人は何やら口小言を言ひながら...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...朝から晩まで口小言が絶えなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...なにか頻(しき)りに口小言を云いながら...
山本周五郎 「半之助祝言」
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