...男女の抱擁(はうよう)を「釦(ボタン)が釦の孔(あな)に嵌まるやうに一緒(いつしよ)になつた」と叙(じよ)してある如き其の一つである...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...その代り郷土の自然だの生活だのの叙述が...
芥川龍之介 「路上」
...渠は、其題の示す如く、此大叙事詩に、天地初發の曉から日一日と成された絶大なる獨一眞神の事業を謳つて、アダムとイヴの追放に人類最初の悲哀の由來を叙し、其掟られたる永遠の運命を説いて、最後の卷には、神と人との間に、朽つる事なき梯子をかけた、耶蘇基督の出現に、人生最高の理想を歌はむとして居る...
石川啄木 「病院の窓」
...境遇自叙の一篇が...
泉鏡花 「薄紅梅」
...叙事詩の主題とはならないのである...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...こうした約束された言葉と文章とが中心となって叙述が行なわれる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...哲学叙述に於ける言葉乃至文章は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...(一人称もしくは自叙伝的作品に於ても...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...しかし大概は余が七十六歳までの経歴の要項を叙し得たと信ずる...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...これ等は啻(ただ)に小説執筆の際叙景の資料になるのみならず...
永井荷風 「申訳」
...その応接間の叙景というのが驚くじゃないか...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...なお進んで月が鎌のようだと云う叙述に至るとまた一歩 perceptual の方へ近づいております...
夏目漱石 「創作家の態度」
...先(ま)ず予が先年寒中滞岳中の状況を叙述して...
野中到 「寒中滞岳記」
...西洋の叙事詩(エピック)と正反対に立っているということである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...私の文学的自叙伝は...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...諸山陽伝中山陽の終焉及其歿後の事を叙する段は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又詩の叙情體を離るゝと共に加はるものなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...単に寺の四至(しし)を細叙した記文である...
柳田國男 「地名の研究」
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