...「この布の厚薄はどちらが良いですか?」...
...「厚薄のバランスがとても大切です...
...「厚薄を考慮して料理を作る...
...形も不整いで大小があり厚薄がありますが...
上村松園 「座右第一品」
...まるで翅の厚薄などという事は気のつかないのがいいのである...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...われわれ自身の意力の厚薄如何にかかっている...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...厚薄様々の氷層を三層でも五層でも註文通りに自由に作って見せるのが一番の早道である...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...石の例と虎の例でも分るごとくすでに主観の程度には厚薄があります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...其婬心の深浅厚薄は姑(しばら)く擱(さしお)き...
福沢諭吉 「女大学評論」
...即ち培養(ていれ)の厚薄良否に依るというも可なり...
福沢諭吉 「家庭習慣の教えを論ず」
...また従(したがっ)て同情相憐(あいあわれ)むの念(ねん)も互(たがい)に厚薄(こうはく)なきを得ず...
福沢諭吉 「旧藩情」
...之と交(まじわ)るには苟(いやしく)も軽重厚薄の別ある可らず...
慶応義塾 「修身要領」
...僅(わず)かに資産の厚薄...
福沢諭吉 「日本男子論」
...その実は双方共に純粋無雑な攘夷家でその攘夷に深浅厚薄の別はあるも...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...而してこれを日清戦争の実際に徴するに待遇の厚薄は各軍師団各兵站部(へいたんぶ)に依りて一々相異なり...
正岡子規 「従軍紀事」
...地理事情の然らしむる所これを待遇の厚薄と言ふべからず...
正岡子規 「従軍紀事」
...現にすべての人が厚薄の差こそあれ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...彼の愛の厚薄は念頭にも置いていないにもかかわらず...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんなふうに愛の厚薄をお見せになるのであると長女は恨めしがっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...著しい厚薄(こうはく)がある...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...厚薄取り取りをそのままに...
夢野久作 「鼻の表現」
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