...「この布の厚薄はどちらが良いですか?」...
...「厚薄のバランスがとても大切です...
...「厚薄を考慮して料理を作る...
...形も不整いで大小があり厚薄がありますが...
上村松園 「座右第一品」
...直写と復写と其の精神を露わすに厚薄あり...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...雲の層に厚薄があるらしく...
梅崎春生 「幻化」
...多少厚薄の度こそ異なれ...
綱島梁川 「国民性と文学」
...「田家衣食無厚薄...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...石の例と虎の例でも分るごとくすでに主観の程度には厚薄があります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...此樣に色色と關係の深淺厚薄は有るが...
服部宇之吉 「荀子解題」
...また従(したがっ)て同情相憐(あいあわれ)むの念(ねん)も互(たがい)に厚薄(こうはく)なきを得ず...
福沢諭吉 「旧藩情」
...之と交(まじわ)るには苟(いやしく)も軽重厚薄の別ある可らず...
慶応義塾 「修身要領」
...天覆地載の仁に輕重厚薄ある可らず...
福沢諭吉 「帝室論」
...如何(いか)にもその子に厚薄と云うものは一寸(ちょい)ともないのですから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...厚薄はもとよりのこと...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...またその形状ならびに厚薄等も相同じからずと雖も大抵洋紙質あるいは膜質をなししかして上端は尖るを常とす...
牧野富太郎 「植物記」
...現にすべての人が厚薄の差こそあれ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...こんなふうに愛の厚薄をお見せになるのであると長女は恨めしがっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どんなに愛に厚薄はあっても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...其父の仕宦前後厚薄(こうはく)を異にしたことを記憶してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これに対して男女二人の福分の厚薄が...
柳田国男 「海上の道」
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