...わしは此厖大な建築の形を...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...しかしあの厖大(ぼうだい)なシナの主要な国土の大部分は...
寺田寅彦 「災難雑考」
...量的に厖大なばかりでなく...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...あの厖大(ぼうだい)な鎔鉱炉(ようこうろ)などを造るのは全く馬鹿気た話だ...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...左手には宛(さなが)ら生ける巨獣の頭の如く厖大に見える島原の温泉嶽(うんぜんだけ)が蜿々(ゑん/\)と突き出てゐる...
長與善郎 「青銅の基督」
...作品及びレコードに関する厖大(ぼうだい)な記述と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...全十二巻の厖大な艶笑自叙伝「回想録」Mmoires を書くことに生涯を費した色情的好事家ジォウァンニ・ヤコポ・カサノヴァと霊媒術をもってルイ十六世の宮廷で華々しい成功をし...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...小山のような厖大なものが然とのしあがって来た...
久生十蘭 「地底獣国」
...百四十人の人間を載せた厖大な筏を四隻のボートで曳いて行けると考えた...
久生十蘭 「ノア」
...何しろ異常な精力をかつて十年間に書き溜めたのだから厖大な嵩のもので...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...彼は彼の厖大な小説を分册にして出さなければならぬことを遺憾とし...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...まるで厖大(ぼうだい)な腕に力をこめて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...その厖大(ぼうだい)な蒐集や展観は松坂屋の服部氏や高島屋の川勝氏等の経済的応援があったためで...
柳宗悦 「四十年の回想」
...「国家論」は政治学の中でも一番厖大(ぼうだい)な部門を占めるし...
矢部貞治 「政治学入門」
...一切の下調書や吟味書上げの厖大(ぼうだい)な書類つづらを...
吉川英治 「大岡越前」
...叡山そのものはすでに厖大(ぼうだい)な城塞(じょうさい)である...
吉川英治 「私本太平記」
...かつて中村直勝博士に依嘱してあつめたという厖大(ぼうだい)な楠氏史料は戦災で焼いてしまったがと...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...大火に対してなんの防備もない厖大な都市を恬然(てんぜん)として築造して行くほどの愚は...
和辻哲郎 「地異印象記」
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