...即ち本国という語は...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...此神と活杙神と伺神なるや否やは、俄に判定し難きも、両者共に、生成力の神格化たるに於ては、即ち一なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...即ち此二点は、羽衣説話の骨子に属す可きものなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...即ち解析に訴えることによって更に又群の概念を借りることによって吾々は一切の幾何学を残りなく分類することが出来る(F. Klein, Elementarmathematik von hheren Standpunkt aus 2. Kap.)...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...即ち一般に要素は自らに同じである――等しいと区別せよ――ということが予め承認されてなければならぬ...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...教育家と財政家即ちブルジョアの技術的番頭も欠かせない...
戸坂潤 「社会時評」
...自然の性格は・即ち物質は・そして即ち物質の性格は――何となれば性格は過程であるから――一つの Dacharakter なのである...
戸坂潤 「性格としての空間」
...即ち鬼神などが現はれるといふやうな思想をまだ持つて居つた...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...即ち大蒙古皇帝書を日本國王に奉ずといふ對等の體裁であります...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...そのことは即ちその標本の心臓を通って電流が流れることである...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...即ち幻(まぼろし)の民五郎に間違ひありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...即ち印象と観念の...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...即ち外道だの赤髯だのと云ふ言を發して...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...ここにいふ客觀とは自己の意識内容、即ち自己の表象、知覺、感情或ひは意欲等のものであり、この内容を意識するものが主觀となるのである...
三木清 「認識論」
...即ち生活にこまらぬことと思っている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...即ち将来闡明(せんめい)せられねばならぬある法則によって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...雨には即ち淹留(えんりう)し晴には即ち行き広島に至りて父の墓に謁し赤間関に淹留すること半月...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...即ち秀吉が農村の一少年から関白にまでのし上ってくる間は...
和辻哲郎 「鎖国」
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