...即ち土合の信号所から茂倉岳の頂上が見え...
石川欣一 「山を思う」
...吾祖の国に行んとすと言いて、即ち忍びて、小船に乗りて逃げ渡りて、難波になも留りける...
高木敏雄 「比較神話学」
...即ち上人は大師のお告げに依って自分の来世を豫知していたのである...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...即ち数が diskret と考えられる限り之によっては解析は生じて来ない...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...即ち直観的に与えられた内容が...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...即ちジュラ紀よりも...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...即ち民族の結束というような緊急問題に直面している国ならば...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...即ち六方晶系とか等軸晶系とかいう風な結晶の基本的原子配列の模様の研究に比しては...
中谷宇吉郎 「雪」
...即ち感得する術によってのみ...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...その資格とは即ち免状の有無ではない...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...即ち學問は高臺より命令的に天降る...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...即ち背中や腰の部分に...
羽志主水 「越後獅子」
...その初め支那の同治三年即ち我が元治元年に丁良(ウィリヤム・マーチン)の漢訳した「万国公法」の中に「公法私条」という名称を用いたのが始めで...
穂積陳重 「法窓夜話」
...即ち、一は一般に各種の法律に通ずる法例で、他は刑法および商法の首章に掲げた法例の如く、その法典中の条規の適用に関する例則を称するのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...そのひとつ前の章――即ち孝助が主人飯島平左衛門に前半生を物語り...
正岡容 「我が圓朝研究」
...即ち宗家霧渓瑞仙晋(しん)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「て」は「栲(たへ)」即ち梶で...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...即ち前の方からは時代の趣味...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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