例文・使い方一覧でみる「危ぶむ」の意味

...」と俳人はこの男の容子（ようす）を見ながら危ぶむようにいった... 」と俳人はこの男の容子を見ながら危ぶむようにいったの読み方
高浜虚子「丸の内」

...一人では道中が気遣われると言って危ぶむ母親や伯母に笑って言った...
徳田秋声「足迹」

...危ぶむことは一つもない... 危ぶむことは一つもないの読み方
永井隆「この子を残して」

...と危ぶむばかりに... と危ぶむばかりにの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...互の運命を自家の未来に危ぶむがごとく... 互の運命を自家の未来に危ぶむがごとくの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...危ぶむような、慰めるような笑が顔と共に浮いて来る... 危ぶむような、慰めるような笑が顔と共に浮いて来るの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...人は怪しがりて病ひの故かと危ぶむも有れども母親一人ほゝ笑みては...
樋口一葉「たけくらべ」

...ころびはしないかと危ぶむやうな... ころびはしないかと危ぶむやうなの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳「ディカーニカ近郷夜話　前篇」

...同時に危ぶむような微笑をみせた... 同時に危ぶむような微笑をみせたの読み方
山本周五郎「いさましい話」

...危ぶむような眼でじっとこちらを見あげている... 危ぶむような眼でじっとこちらを見あげているの読み方
山本周五郎「日本婦道記」

...そちのさわがしい性情をわしは危ぶむのだ... そちのさわがしい性情をわしは危ぶむのだの読み方
吉川英治「三国志」

...わざと危ぶむが如く... わざと危ぶむが如くの読み方
吉川英治「三国志」

...予は大いに危ぶむ... 予は大いに危ぶむの読み方
吉川英治「三国志」

...危ぶむものもあったが... 危ぶむものもあったがの読み方
吉川英治「私本太平記」

...次期の蹉跌（さてつ）を危ぶむ気もちも多分だったのである... 次期の蹉跌を危ぶむ気もちも多分だったのであるの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...気負う鋭気を危ぶむかのように熟慮（じゅくりょ）の眼をふさいだ... 気負う鋭気を危ぶむかのように熟慮の眼をふさいだの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...いささか意外そうに「行きますか」と春海さんが危ぶむ... いささか意外そうに「行きますか」と春海さんが危ぶむの読み方
吉川英治「随筆　新平家」

...もう少々先まで」「懸念（けねん）には及ばんよ」「危ぶむわけではございませんが... もう少々先まで」「懸念には及ばんよ」「危ぶむわけではございませんがの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

ランダム例文：
巌谷五道立った

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