...その中をまるで卍のやうに...
芥川龍之介 「地獄変」
...――彼は戸の卍字格子(まんじごうし)を後に...
芥川龍之介 「将軍」
...卍巴(まんじともえ)を...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...済南の紅卍字教の母院と青島の后天宮によくお詣りをするとの噂もありました...
豊島与志雄 「碑文」
...紅卍字教母院の道院にこもって...
豊島与志雄 「碑文」
...*済南には紅卍字会の母院がある...
豊島与志雄 「北支点描」
...卍(まんじ)地獄「こちら様に――百城様...
直木三十五 「南国太平記」
...まったったあい――」卍巴(まんじどもえ)とその前でひっくり返ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに銀紙で卍(まんじ)をきざんで張りつけ...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)氏の卍(まんじ)...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...(Aは友Bは私)A「潤一郎の卍といふのを読んでゐる?」B「面白さうだ...
牧野信一 「会話一片」
...腕に卍の徽章をまいて...
宮本百合子 「仮装の妙味」
......
横光利一 「欧洲紀行」
...両軍はちょうど卍形(まんじけい)に入りみだれていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...五日のうちに太守の御帰国卍(まんじ)丸の船出! どうにでも隠す工夫をしてそなたを連れてゆく所存...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いよいよ明日(あす)は卍(まんじ)丸が出るという今宵...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...安治川を出る筈の卍(まんじ)丸も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
......
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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