例文・使い方一覧でみる「十津川」の意味
スポンサーリンク...十津川の関所にと掛ると... 
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...「寺家之歎何事過レ之候哉人守二忍辱之地一無二弓箭一之間十津川之住人知二如レ此子細一動及二狼藉一候者也」とも云っている...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...十津川の記等にも皆（みな）載（の）っているし...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...十津川入りには……」いちばん先へ喧嘩に出たのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここは十津川郷（ごう）の真中で名にし負う山また山の間です...
中里介山 「大菩薩峠」
...十津川騒動の余波を受けた竜神温泉の不景気たらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...今まで大和国十津川というところまでは聞かないでいるからなのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...しきりに十津川戦陣の物語に鎌をかけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうかといって十津川入りもできまいから」「帰らなければならない義理がおありにならないならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...十津川の増田二郎...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...同じく連坐せられた十津川の士上平（うへひら）（一に錯（あやま）つて下平に作る）主税（ちから）は新島に流され...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...大和十津川（とつかわ）は維新の際まで皇室の御料地で...
柳田国男 「家の話」
...そこで北海道の新十津川村を拓いたのである...
柳田国男 「家の話」
...新十津川村は一望無限の平野で...
柳田国男 「家の話」
...大和の十津川（とつかわ）などでは宅地には一々名前があって...
柳田國男 「地名の研究」
...例えばイタクロ 紀州海草（かいそう）郡イタクラ 同西牟婁（にしむろ）郡イナグラ 同 南牟婁郡相野谷（おのだに）イタクラスズメ 大和十津川等イタックロ 同 吉野郡北山イタクラ阿波祖谷山（あわいややま）この終（おわり）の祖谷山は...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...すべてが彦根ならではといいたいくらいだ」「伴林どのも動くというのかね」「吉野の千本槍をいつでも提げて出るという」伴林高斎（光平）はのちに十津川の挙兵に参画し...
山本周五郎 「新潮記」
...――戦乱二年、吉野の奥から高野（こうや）、十津川と、山野に臥（ふ）して、郷士竹原六郎の娘を妃とし、野武士や山伏の徒とも、膝ぐみになって、秘策をかたらい、自身陣頭にも立ってきた宮である...
吉川英治 「私本太平記」
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