...彼女は十二分に魅力的だ...
...この問題に関しては、私たちは十二分な注意を払わなければならない...
...彼は十二分な準備をして臨んだ...
...この食事は十二分においしくて、何度でも食べたくなる...
...彼女は自分にあったドレスを十二分に楽しんでいた...
...十二分はすぎた...
海野十三 「太平洋魔城」
...私は実にかくのごとくにまで犯罪の前味を十二分に楽しんだのである...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...いやその可能性は十二分にあるとか...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...閣下の議院政略が其弱點に投じて十二分の成功ありしは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...三十二分...
永井隆 「この子を残して」
...今や性急に且つ十二分に充たされねばならぬ...
中島敦 「盈虚」
...もう九時だろう」「今九時十二分ばかりだ」と帯の間からニッケル製の時計を出して見ながら云ったが「おい洋燈(らんぷ)を消せ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...これまでとてチチコフの如才ない応対の気持よさは十二分に認めていながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...十一時四十二分ハネ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...充分かつ十二分です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...わけもなくお客たちはシーンと魅されてしまって十二分以上に演った圓生が「ではこの続きはまた明晩」と結んだとき...
正岡容 「小説 圓朝」
...しかしわずか十二分の一不足しても...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...蟒は十二分に醉拂つて居るらしい...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...あした朝九時四十二分出発よ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たった十二分間で...
夢野久作 「暗黒公使」
...十二分であったろうものを...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...すぐこの下ですが」私は十二分の好奇心をもって...
夢野久作 「冥土行進曲」
...我々は科学への激しい情熱とこれら神秘的な山脈の彼方にある未知の領域の驚異への探究心を十二分に維持していた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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