...彼女は十二分に魅力的だ...
...この問題に関しては、私たちは十二分な注意を払わなければならない...
...彼は十二分な準備をして臨んだ...
...この食事は十二分においしくて、何度でも食べたくなる...
...彼女は自分にあったドレスを十二分に楽しんでいた...
...そこに十二分な個性の自由が許されている...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...その愛の力を十二分に発揮できる人間は...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...あと十二分すれば...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...4.一吋は十二分の一呎である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...私が到着したのは七時十二分でした...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...「生きて」という字が活躍して十二分の働きをしておるとは申されません...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...お絹は十二分の好奇心を以て長者町の道庵先生を訪れました...
中里介山 「大菩薩峠」
...十二分に「水祝い」をして上げたことと思えば腹も立てないではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう十二分に美人の資格があるわけですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いま見ると三十二分だった...
久生十蘭 「一の倉沢」
...元旦の九時十二分に噴水の鶴が鳴くというのは一体何から割り出したものか元より作者などの知ろう筈はない...
久生十蘭 「魔都」
...十一時四十二分ハネ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...お金の分は十二分に楽しめます……...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...蟒は十二分に醉拂つて居るらしい...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...源氏はそんな時でなくても十二分に好意を表する慣(なら)わしであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...十二分に落ち付いて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...十二分に察せられる訳では御座いますまいか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...今夜は十二分な確信があるもののごとく...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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