...こんなところには勿体ないような望遠鏡も据えつけられていた...
海野十三 「地球盗難」
...二百円だって勿体ないことだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...まゆみちゃんのような人なら芸を捨てて勿体ないと思うけれど...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...こんなに費用をかけるのは勿体ない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...鼻と忠実な家来の命とを引き換えにするのは勿体ない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そういう名で呼んでは勿体ない...
直木三十五 「南国太平記」
...その実さまで勿体ないことではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...武家の娘になんかして置くのは勿体ない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...仕事を本気にやっているときは勿体ないからね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...○我邦の習慣として小児が茶碗の中の飯を残すと勿体ないから食べておしまいと母親が強(し)いて小児に容量以上の物を食せしむるは最も大害あり...
村井弦斎 「食道楽」
...「勿体ないことをしくさる...
矢田津世子 「神楽坂」
...勿体ない話じゃ」「断るまでもないがその代りに...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...私のような賤しい者に御相談に御出でになりまするのも勿体ない事ながら御道理至極...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...何もかも勿体ない位面白くておかしい事ばかり...
夢野久作 「鼻の表現」
...「コリャコリャ、勿体ない...
夢野久作 「名君忠之」
...悪いようには取り計らわぬが」「勿体ない...
吉川英治 「新書太閤記」
...勿体ない」「なに」「光秀...
吉川英治 「新書太閤記」
...おれは」「いやだなんて勿体ない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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