...勇猛心の不足なのとを責めたが...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...近来殊にこの勇猛心を持っております...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...私の画に対する勇猛心は...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...課長の勇猛心に顔負けがして...
海野十三 「赤外線男」
...今日こそはと大勇猛心を出して...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...少しも遅滞するところなかった勇猛心に対して...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...更に勇猛心を振い興して斯道(しどう)に力を尽そうと考えていた矢先であったので...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...大勇猛心を起して郷試に応じても無慙(むざん)の失敗をするし...
太宰治 「竹青」
...』しかく陳じてアイア,スの勇猛心を奮はしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...富貴も淫する能はざる大勇猛心を有するに至らば...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...意としないという大胆なる勇猛心が...
中里介山 「大菩薩峠」
...皆勝ちたい勝ちたいの勇猛心の凝(こ)ってさまざまの新形(しんがた)となったもので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...率然と勇猛心をふるいおこし...
久生十蘭 「新西遊記」
...しかれども勇猛心忍耐心は善悪邪正の感とは異なり...
正岡子規 「病牀譫語」
...テーマは作者自身の現実生活に横わっている芸術上の勇猛心を描こうと試みたものであり...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...一朝(いっちょう)大勇猛心を奮(ふる)ひおこして...
森鴎外 「うたかたの記」
...アレクサンドロスがその舞台の上で演じて見せる勇猛心は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それほど勇猛心のある人間がいるとは思えない...
山本周五郎 「季節のない街」
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