...叱ったり励ましたりしていたものの...
芥川龍之介 「妖婆」
...医師と産婆は場所を忘れたように大きな声で産婦を励ました...
有島武郎 「小さき者へ」
...が、先登(せんとう)に立つ勇猛果敢(ゆうもうかかん)な酋長は、槍を一段と高くふりまわして、部下を励ました...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...私たちを励ましたり...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...八五郎を励ましました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たがいに励ましあった...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...兄君の門出の前に自らを励まして...
牧野信一 「青白き公園」
...必要なときはいつでも慰めと励ましを与えて呉れる存在だった...
山本周五郎 「はたし状」
...それを見て秀吉も、縁へ上がって、元の座にもどり、なお、眺め合って、「働けよ、この上とも」と、励ました...
吉川英治 「黒田如水」
...一日でも、生きてゆくのは、あなたの天から享(う)けている使命です」曹洪は、こう励まして、兄の着ている鎧甲(よろいかぶと)を解いて身軽にさせ、小脇に抱いて、敵の捨てたらしい駒の背へしがみついた...
吉川英治 「三国志」
...彼奴(きゃつ)を射止めて見せてくれ」と励まし...
吉川英治 「三国志」
...その出立を励まして...
吉川英治 「三国志」
...なぜ嗣君(しくん)を励まして...
吉川英治 「三国志」
...自分で励ましながら告げた...
吉川英治 「新書太閤記」
...不利な低地を取っているため怯(ひる)みがちな味方を励まし...
吉川英治 「新書太閤記」
...士卒を励まして喉をつぶし...
吉川英治 「源頼朝」
...あの息子を励ましてやらねばなるまい」「武蔵! ……汝(わ)れは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...武蔵が、ふすまの陰から見ているとも知らず、老母はその時また、何が気に障(さわ)ったのか、「なんじゃと、……これ権之助、今、なんといやったか」ふいに、声を励まして、息子の襟(えり)がみをつかんでいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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