...助け舟を呼んだ人は助けられたかいなかも判らぬ...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...貴下が本當に助け舟をお求めなさるのは...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...助け舟を出してやりたい気象が...
中里介山 「大菩薩峠」
...親殺しの疑ひを言ひ解く道が無くなるとお前は助け舟を出した...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前も疑いを受けることになるが」助け舟のつもりで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...釣などに行かなかったという証拠があるかい――その上西久保の屋敷に隠されているという――」「親分」ガラッ八は助け舟の欲しそうな顔でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...助け舟を出してやる氣になりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...可哀想に」ガラッ八はたまり兼ねて助け舟を出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人が――」宗助は助け舟が欲しそうに乗出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...階子段の下に突つ込んで置きました」お杉は平次の助け舟に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八人の曲者が入れるわけはないが」大橋要人はせめてもの助け舟を出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...丁度宜いところで自分が助け舟を出してやらうと言つた魂膽(こんたん)もあつたやうだ」「下男の爲吉を殺したのは?」「打越金彌だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...千種十次郎は助け舟を出しました...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...おかみも助け舟を出してくれ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...Kは助け舟を出そうとして...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...村方でもなんとかして助け舟を出そうと...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...実物から離れると2とか3とかいうかんたんな数の観念さえ掴むことが出来ないことです」ベンチからパパが助け舟をだした...
久生十蘭 「だいこん」
...これもってってあげなさいと助け舟出してやりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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