...「その通り! 僕の言う通りにしてくれると何よりも助かる...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...また部厚い和紙綴じの調書の上に涎の宝石を作るよりは助かるので...
海野十三 「深夜の市長」
...たとえ助かるみこみがないと思っても...
江戸川乱歩 「大金塊」
...でもあなたにお縋りするより助かる道はありません...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...お酒でもあると助かるのですが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...植木屋も助かるかどうか分らないと云っていた...
豊島与志雄 「公孫樹」
...私は助かるのですが...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...こうすれば必ず助かるものだと思い込ませたその魔力がさせる業(わざ)でありましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...先づ助かる見込はあるまいよ」「親分さん...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……君達が逃げ出せば、俺も助かるのだ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「ウム」ガクリと大きく顎を揺って、「助かる、たしかに」頼もしそうに先生はいった...
正岡容 「小説 圓朝」
...「イワシでやられてイカで助かる」と言われているそうである(三陸沿岸各地よりの報告)...
武者金吉 「地震なまず」
...小さいものは助かるやら...
森鴎外 「最後の一句」
...命が助かるだろうと考えたからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...せめて立ち歩きのできるまでいて呉れると助かるのですがね」「そうでございますな」喜右衛門はなにか考える風だったが...
山本周五郎 「初蕾」
...……馬泥棒だけなら助かる望みもあるが...
吉川英治 「茶漬三略」
...助かるというものだ』『お師匠様は』『ぶらっと――出て行ったが...
吉川英治 「山浦清麿」
...俺(おら)助かるでしょうか……」「大丈夫だとも...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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